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2024.4.28

相続放棄の増加

こんにちは。相続相談サポートセンター縁の山田です。

先日発表された司法統計では家庭裁判所での相続放棄申述受理数が260,497件(2022年)と過去最高を更新しているというものです。

2017年以降、相続放棄の受理件数は年間20万件を超えるようになり、2021年には25万件を突破し、昨年過去最高となりました。

やはり少子高齢化のすすむ日本において、死者数の増加とともに増え続けているのはやむを得ないことでしょうが、放棄する方の理由は様々なようです。ひとむかし前までは相続放棄といえば、故人の借金が多いためというのが典型的でした。しかし、今は債務超過はないのだけれど、地方の空き家や山林等の売却価値のないいわゆる「負動産」を相続したくないためこの制度を利用するケースも多いようです。

また、相続放棄の申述が却下された件数は、年間で約400件ほどです。却下率は約0.2%と確率的には低い印象がありますが、油断は禁物でしょう。相続放棄は申述するにあたって気を付けるべき点も多いので、まずは専門家に相談することをお勧めします。

相続に関するお困りのことがございましたら株式会社縁までお気軽にご連絡ください。