こんにちは。
相続相談サポートセンター縁の山田です。
相続手続というと、皆さんはどのようなものを創造するでしょうか?
横溝正史の『犬神家の一族』のような、骨肉の争いを生む一大事……を想像する方も中にはいらっしゃるかもしれません。
『犬神家の一族』は、一個人の遺言状が引き起こした惨劇を描いた物語ですが、実はこの遺言状、ミステリ通や専門家の間ではたびたび話題になることでも有名です。
というのも、民法の遺留分制度の前提となる法定相続分が昭和22年に改正されているので、犬神家の事件がいつ起きたのかによって、相続人とその取り分が変わってきます。場合によっては、もらえるものはもらえるので、揉めなくて済むかもしれない……話の内容が大きく異なってくるのです。
もう一つ気になるのは、そもそもあの遺言書は自筆証書遺言なので、家庭裁判所での検認手続をしないと使えないはずなのですが……。
とはいえ、創作ですので、あまり細かいことを言うのは野暮でしょう。
弊事務所では遺言公正証書の作成手続の援助なども行っております。お気軽にご相談ください。