縁 訪問相談

スタッフブログ

2020.9.8

介護とコロナのお話

こんにちは。相続相談サポートセンター縁の山田です。

本日のコラムは、未だ流行から脱しきれない「新型コロナ」と介護についてのお話です。

弊社に公正証書遺言の作成を依頼された方がいらっしゃいました。
足腰が不自由なため、お住まいの老健施設で、出張での遺言書作成となりました。

当日は、玄関に入る前から、手指消毒や体温測定等、厳重なコロナ対策。
施設のみなさんは、玉のような汗をかきながら、マスクや手袋、防疫前掛けをして作業に走り回っておられ、本当に大変そうでした。頭が下がります。

少し時間があったので、併設の介護施設で、いろいろなお話を聞くことができました。
そこは、訪問介護支援(ヘルパー)とデイサービスが中心の施設なのですが、コロナの影響で、利用者さんの楽しみでもあるレクリエーションが、真っ先に影響を受けたそうです。
いちばんの人気だったカラオケは感染のリスクが高いことから中止になったとのこと。
利用者にとって快適な運営と感染対策の両立のため、試行錯誤の毎日だそうです。

しかし、そうした活動を制限したことで、利用者さんの身体機能の低下という、
新たな問題が生じているそうです。

4・5月の緊急事態宣言が出ていた時期は、レクリエーションだけでなく、大切なリハビリなども休止をして、食事や入浴など最低限のサービスだけを行ったたため、多くの利用者は日中の活動量が減少して、身体機能の低下につながってしまったのだそうです。

どうしても在宅介護中心にならざるを得ず、身体機能の低下から、引きこもりになったり、
介護されているご親族共々、うつ症状を発症されたという、悲しい事例もあるとのこと。

軽々しくは「withコロナ」などとは言えない・・・・そう思った暑い夏のある平日でした。